ベンゾジアゼピン離脱症状時に注意した方が良いものの備忘録的メモの追記版1
ベンゾジアゼピン離脱症状時に注意した方が良いものの備忘録的メモの追記版
・一気断薬は非常に危険、微量減薬が望ましい
言葉巧みに一気断薬を勧める人がいたら、注意すること。一気断薬は、ロシアンルーレット、生き残った人が自分は大丈夫だったからと人に勧めているようなもの。絶対に、一気断薬はしないこと。
・服用しているベンゾジアゼピンの添付文章とインタビューフォームは必読。
他剤服用時には、服用ベンゾジアゼピンの酵素(CYP2C19等)と他剤との薬理に注意。
・ベンゾジアゼピンの置換、薬に変更の際には、力価に注意。
稲田式とアシュトンマニュアルでは、係数に異なるものがあるので注意すること・ネット、SNSの情報は主観が強いので注意。
・離脱症状緩和にきいたものや、離脱症状悪化したもの等、ご本人の主観のみのケースが多いので、鵜呑みにしないこと。
・離脱症状について、離脱症状とご本人は思っているが、本当にベンゾジアゼピンの離脱症状か、他の疾患や年齢等による症状かは、ご本人の主張のみのケースが多くいので注意すること。(もっとも医師が離脱症状を認めないケースも多いとのことで、本人主観に頼らざるをえないというアンビバレンツ)
・減薬方法・スケジュールも、個人によるところが大きいので、他人の方法がそのまま使えるかは考慮すること。ドライカット、水溶薬等、トライ&エラーが必要。スケジュールは、途中スケール変換も考慮すること。スケジュールでミニマム7週法というのもある。
・リスク回避のためにジアゼパムの酵素の遺伝子検査を事前に受けるのも手ではあるが...→減薬時の一応の目安か?論文見た限りでは信ぴょう性が?追試していない?
・ジアゼパム血中濃度測定検査(CYP2C19遺伝子検査とは違い、こちらは意味のある検査)
■特に注意ーベンゾジアゼピン離脱症状時に注意した方が良いもの
・リトナビルノービア(併用禁忌)
・シメチジン(併用注意)※他のヒスタミンH2受容体拮抗薬にはベンゾとの併用注意は無いので注意
・中枢神経抑制剤(フェノチアジン誘導体・バルビツール酸誘導体・モノアミン酸化
酵素阻害剤等)(併用注意)
・オメプラゾール(併用注意)
・シプロフロキサシン(併用注意)
・フルボキサミンマレイン酸塩(併用注意)
・マプロチリン塩酸塩(併用注意)
・ダントロレンナトリウム水和物(併用注意)
■注意した方が良いーベンゾジアゼピン離脱症状時に注意した方が良いもの
・当帰(GABA系、セロトニン系、ベンゾジアゼピン系に作用?)
・甘草(グルタミン酸系に作用?)
・釣藤鈎(ちょうとうこう)(5-HTA受容体作動薬として作用?)
・アルコール
・カフェイン(緑茶、紅茶、ココアetc)
・ヴァレリアン(西洋カノコ草)
・セント・ジョーンズ・ワート(西洋オトギリ草)
・カバカバ
・レスキュー・レメディ(バッチフラワー)
・BeCalm'd
・コリン
・ノニジュース
・5HTP
・SAMe(サムイー)
・Exhilarin
■注意した方が良い?(根拠は?)ーベンゾジアゼピン離脱症状時に注意した方が良いもの
・みかん以外の柑橘系(何故?)
・精白された砂糖
・桂皮を使用した漢方薬
・牡丹皮を使用した漢方薬
・抑肝散(ヨクカンサン)
・加味逍遙散(カミショウヨウサン)
・加味帰脾湯(かみきひとう)
・五苓散(ごれいさん)
※服用しているベンゾジアゼピン系薬の酵素と被る酵素を使用する薬剤もダメとよく言われるが、本当か?
1日複数回服用する場合は、そうかもしれないが...
・18時 食後 被る酵素を使用する薬剤 服用
この場合、被る酵素を使用する薬剤の半減期が4時間以内なら、問題ないのでは?
1日1回22時に服用している場合、被る酵素を使用する薬剤を食後に服用するとすると5~6時間たっての服用となるが、それでも酵素阻害の影響あるのだろうか?
■代替療法
・栄養療法≒藤川理論
・ウコン
・松葉茶
・半身浴
・サウナ
・水素水(?)
・ガンマオリザノール
・蜂蜜療法(?)
■参考資料
・アシュトンマニュアル(まずはこれを、但し減薬スケジュールは早すぎるのでマネしないこと)
https://www.benzo.org.uk/amisc/japan.pdf
https://www.jssr.jp/data/pdf/suiminyaku-guideline.pdf
・情報が良くまとまっている個人サイト
ワイパックス水溶液減薬(ベンゾジアゼピン減薬断薬情報) (fc2.com)
・その他資料