yotaro1963’s blog

定年退職したダメおやじのつぶやき

ベンゾジアゼピン離脱症状時に注意した方が良いものの備忘録的メモの追記版1

ベンゾジアゼピン離脱症状時に注意した方が良いものの備忘録的メモの追記版

 

・一気断薬は非常に危険、微量減薬が望ましい

 言葉巧みに一気断薬を勧める人がいたら、注意すること。一気断薬は、ロシアンルーレット、生き残った人が自分は大丈夫だったからと人に勧めているようなもの。絶対に、一気断薬はしないこと。

 

離脱症状は、症状も出方も期間も、全てが個人差が大きく千差万別。また、徐々に治まる人もいれば、断薬まで、アトランダムに出る人もいる。精神的症状、肉体的症状も多岐に渡るので、絶望しないこと。精神的症状で、抑制が利かなくなり、いらちで、辛抱出来なく、暴言・暴力をふるうというのがあるので注意。家人は、つらいけど、耐えて、暖かく見守ること。暴言を吐かれて、暴力を振るわれて、死にたい・死にたいと言われるづけて、家人もつらいが、全てベンゾジアゼピンのせいで、本人が言っているのでは無い。言われた瞬間、暴力を振るわれた瞬間、本人を憎むのは当然の感情、家人も自分を責めすぎないことが肝要。本人も、自分がしたことで自分を責めすぎないことが肝要。悪いのは全てベンゾジアゼピンです。
 

・服用しているベンゾジアゼピンの添付文章とインタビューフォームは必読。

 他剤服用時には、服用ベンゾジアゼピン酵素(CYP2C19等)と他剤との薬理に注意。

 

ベンゾジアゼピンの置換、薬に変更の際には、力価に注意。

 稲田式とアシュトンマニュアルでは、係数に異なるものがあるので注意すること・ネット、SNSの情報は主観が強いので注意。

 

離脱症状緩和にきいたものや、離脱症状悪化したもの等、ご本人の主観のみのケースが多いので、鵜呑みにしないこと。

 

離脱症状について、離脱症状とご本人は思っているが、本当にベンゾジアゼピン離脱症状か、他の疾患や年齢等による症状かは、ご本人の主張のみのケースが多くいので注意すること。(もっとも医師が離脱症状を認めないケースも多いとのことで、本人主観に頼らざるをえないというアンビバレンツ)

 

・減薬方法・スケジュールも、個人によるところが大きいので、他人の方法がそのまま使えるかは考慮すること。ドライカット、水溶薬等、トライ&エラーが必要。スケジュールは、途中スケール変換も考慮すること。スケジュールでミニマム7週法というのもある。

 

・リスク回避のためにジアゼパム酵素の遺伝子検査を事前に受けるのも手ではあるが...→減薬時の一応の目安か?論文見た限りでは信ぴょう性が?追試していない?

 

 

 

ジアゼパム血中濃度測定検査(CYP2C19遺伝子検査とは違い、こちらは意味のある検査)

 

 

■特に注意ーベンゾジアゼピン離脱症状時に注意した方が良いもの

フルオロキノロン系抗生物質

リトナビルノービア(併用禁忌)

シメチジン(併用注意)※他のヒスタミンH2受容体拮抗薬にはベンゾとの併用注意は無いので注意

・中枢神経抑制剤(フェノチアジン誘導体・バルビツール酸誘導体・モノアミン酸化
酵素阻害剤等)(併用注意)

オメプラゾール(併用注意)

シプロフロキサシン(併用注意)

フルボキサミンマレイン酸塩(併用注意)

マプロチリン塩酸塩(併用注意)

ダントロレンナトリウム水和物(併用注意)

 

■注意した方が良いーベンゾジアゼピン離脱症状時に注意した方が良いもの

・当帰(GABA系、セロトニン系、ベンゾジアゼピン系に作用?)

・甘草(グルタミン酸系に作用?)

・釣藤鈎(ちょうとうこう)(5-HTA受容体作動薬として作用?)
・アルコール

・カフェイン(緑茶、紅茶、ココアetc)

・ヴァレリアン(西洋カノコ草)

セント・ジョーンズ・ワート(西洋オトギリ草)

・カバカバ

・レスキュー・レメディ(バッチフラワー)

・BeCalm'd
・コリン

・ノニジュース

・5HTP

・SAMe(サムイー)

・Exhilarin

 

■注意した方が良い?(根拠は?)ーベンゾジアゼピン離脱症状時に注意した方が良いもの

・みかん以外の柑橘系(何故?)

・精白された砂糖

・桂皮を使用した漢方薬

・牡丹皮を使用した漢方薬

・抑肝散(ヨクカンサン)

・加味逍遙散(カミショウヨウサン)

・加味帰脾湯(かみきひとう)

・五苓散(ごれいさん)

 

※服用しているベンゾジアゼピン系薬の酵素と被る酵素を使用する薬剤もダメとよく言われるが、本当か?

1日複数回服用する場合は、そうかもしれないが...

ベンゾジアゼピン系薬が睡眠薬で1日1回服用の場合は?

・18時 食後 被る酵素を使用する薬剤 服用

・22時 ベンゾジアゼピン系薬睡眠薬 服用

この場合、被る酵素を使用する薬剤の半減期が4時間以内なら、問題ないのでは?

1日1回22時に服用している場合、被る酵素を使用する薬剤を食後に服用するとすると5~6時間たっての服用となるが、それでも酵素阻害の影響あるのだろうか?

 

代替療法

・栄養療法≒藤川理論

 ・ナイアシン

デトックス

 ・ウコン

 ・松葉茶

 ・半身浴

 ・サウナ

・水素水(?)

・ガンマオリザノール

・蜂蜜療法(?)

 

■参考資料

・アシュトンマニュアル(まずはこれを、但し減薬スケジュールは早すぎるのでマネしないこと)

 https://www.benzo.org.uk/amisc/japan.pdf

睡眠薬の適正な使⽤と休薬のための診療ガイドライン

 https://www.jssr.jp/data/pdf/suiminyaku-guideline.pdf

・情報が良くまとまっている個人サイト

     ベンゾジアゼピン(睡眠薬・抗不安薬)情報センター

     ワイパックス水溶液減薬(ベンゾジアゼピン減薬断薬情報) (fc2.com)

 Benzo Case Japan

・その他資料

 ベンゾジアゼピン離脱症候群(Wikipedia)

 

 

 

 

 

 

いつから地獄(ここ)に: ベンゾジアゼピン処方箋常用量依存症からの脱出

いつから地獄(ここ)に: ベンゾジアゼピン処方箋常用量依存症からの脱出

  • 作者:渡辺 瑠海
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